発作性に起こる、咳・喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)・息苦しさです。感染、アレルギー、環境(気温など)変化で誘発されます。もともと空気の通り道の表面にただれがあり、誘因が加わって通り道が一時的に狭くなることで発作が起こります。
問診、聴診、肺機能検査、気道過敏性検査・血液検査・皮膚反応などアレルギー検査をすることがあります。空気の通り道のただれを鎮める治療+発作時に通り道を広げる治療、アレルギー対策、体質改善、禁煙で治療します。過去にゼーゼー・ヒューヒューしたことのある方は、急激な温度変化やインフルエンザ流行期には発作を起こしやすいので要注意です。
初期には無症状で、徐々に(年単位)動いた時の息苦しさが現れ、次第に悪化します。最終的には酸素ボンベの携行が必要となります。喫煙者の15%が発症します。喘息と似ていますが、空気の通り道がただれることで非常にゆっくりと、しかし非可逆的に狭くなります。
喫煙歴があり(この病気にかかる90%は喫煙者です)、肺機能検査をすることで診断、治療の根本は禁煙で、薬物治療を加えます。